豪雨と災害とナビ
休養中、いったい何があったんですか?!
とりあえず復帰おめでとう!!
そんなコメント、たくさん頂きました。
気にかけて頂けること、感謝感謝でございます。
ブログ休止中には、とてもたくさんの書ききれないアレコレがあったのですが、一番怖かったのは・・・・
7月24日の福岡地方の大豪雨でした!
福岡インターと大宰府インターの間で、 50〜70メートル幅の土砂崩れに直撃され、北九州にお住まいのお二人が亡くなった事故報道は、 皆様ご記憶のことと思います。
29日、首相と福岡県知事のダブル麻生氏が、現地視察されたあと、 知事の麻生氏とお会いしたのですが、深いため息とともに、 『あんなピンポイントにジャストミートをしてしまわれるなんて・・お気の毒に』と、つぶやかれたあと、 対策対策!とおっしゃっておられました。
実は、この日、14時〜19時半まで、福岡と大宰府の間にあります糟屋の山の中にある、アペックス さんとおっしゃるご支援先におりました。
こちらは、 犬と飼い主による障害物走のような競技・アジリティと ドッグスクール をしておられるために、山の中腹にございます。。
本当は18時ごろ、おいとましようとしたのですが、あまりの豪雨に、 “少しおさまるのを待ちましょう”と19時半まで待ってしまったために、最も激しい状況の中、 逃げ惑いながらの帰宅となってしまったのです。
写真のような山道を 前が見えない豪雨の中、 また、山肌からは滝のような水が噴出し、側溝からは車の屋根に届くほどの勢いで水が噴出している状況の中、 必死の思いで降りていきました。
実は、私が降りたあと、写真のように、この道は陥落してしまったとのこと・・・・
命拾い!命拾い!!
が、本当の苦難はここから始まったのでございます!!!!!
私は、生粋の方向音痴で、日ごろは、車のナビさんの誘導で移動しております。
この日の帰りも当然、ナビさんが頼り・・・
何度か通ったところでも、自分で道を覚えているなんてことはございません!!(いばりっ!!)
ところが、この日は、大きな道路に出て、ほっとした途端・・・ 下りて上る形状の道が水没!!! 先を走っていた車が、プカプカ・・・運転手さんは車を降りて、何とか道の上まで車押して上がろうとしつつ、 私に引き返せ!の合図をくれました。
『え、え、え、ええええ〜〜〜〜〜???!!!』荒添、大パニックです
あせりながらも何とか、ナビさんにお願いすると、 ありがたいことに別の道を示してくれました。
ところが!今度は、ナビさんが行け!と指示する、 片道3車線の大きな道路も、冠水のため通行止め!
冠水対応の消防自動車がサイレン鳴らして行きかう中、
前も見えない雨と、
歩道の段差もわからないほどの川と化した道路、
絶え間ない稲光、
そして何より
これ以上の迂回を示してくれないナビさん!!!
東西南北が認知できない私は、どう動いてよいかもわからず、 車のマフラーに水が入らないように、アクセルを踏みながら、途方にくれた恐ろしい体験でした。
車のナビって、 災害のときには、役に立たない!!!
という教訓を得た出来事でした。
リスクマネジメントは、奥が深いです・・・・・・