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コミュニケーション技法について

【第5回】タイプ別のコミュニケーション〜説得と共感〜

『そんなつもりじゃなかったのに!』
『言いたいことが伝わらない・・・』

日々直面するシーンですよね。

同じことを同じように言っても

  • 1.相手との信頼関係や親密さ
  • 2.相手とあなたの好みや受け取り方の違い
  • 3.相手の持つ先入観
  • 4.相手とあなたの経験や知識(前提条件)の違い<

などによって、受け取られ方は違ってくるものです。

2について少し語りますと、

Aタイプ

分厚い資料や、数値分析がないと、言っていることを信じない傾向を持つ方

Bタイプ

資料のレイアウトや見栄え、表紙や綴じ方が整っていないものは、内容の信憑性まで疑わしいと感じる方

Cタイプ

フレンドリーな関係であるかどうか、内容より『そのひと』と気が合うかという人間関係を重視される方

Dタイプ

提案内容によって、将来がどう変わるか・・・大きな視点がなく、直視的と感じただけで、受け容れがたいと思う方

もちろん、この混合タイプもおられますし、2(タイプ)以外の影響もあるでしょう。

ちなみに、私は、

Dの方が強いAD混合タイプで、Cも大きな要素ではありますが、Bについては、ほとんど気にならないタイプ

だったりいたします。

もちろん、性格として、
・必ず否定から入る評論家タイプ
・ころころ意見が変わるタイプ
・すぐに忘れるその場だけタイプ
・プライドが高くて自分の意見でないと駄目なタイプ
など、好みとは違う性癖というものもございます。

ただ、説得を試みるときには自分を受け容れてもらうことを優先せずに意見を受け容れてもらうことを第一義にすることで、うまく運ぶことも多いですから、相手の好み(タイプ)を認識して、相手が受け容れやすい状況を作るのが、重要なポイントだったりするでしょう。

たとえば、冷蔵庫を買い換えたい!と思う奥さんがAタイプやDタイプのご主人に説明されるときには、

現状との消費電力の差とコストダウンを『月に○円お得で、○年でもとをとる』なんてのが有効かもしれません
Dタイプの方でしたら、環境問題とかお子さんの成長にあわせた対応など、もっと将来的目線を入れると良いでしょう

Cタイプのご主人の説得には、

この冷蔵庫だと、『あなたに、毎日もっと、おいしいものを作ってあげたい』って訴求がいいかも

上司説得も同じように考えてみてはいかがでしょうか?

そして、何より大切なのは、相手が積極的に自発的に考え、判断したというシチュエーションを作ることです。

相手がどの程度、共感をもって合意をしたか・・・

このことを忘れると、あとになって、反対にまわる可能性がありますから、ご注意くださいね!!

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【文責】代表取締役 荒添美穂

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