管理職の姿
弊社Webサイトのお問い合わせから、 先日、ご質問を頂きました。
【50代前半の管理職】
30才前から管理職の立場におありとのこと。
『マネジメント とは何かを今一度、最新の管理手法や思考・マインド等を自ら学び、真の官職になりたく・・・』
私は、こういう前向きな方が大好きです。
お若いころから、マネジメントの立場におありとこのと、
また、現在においてもこの前向きなモチベーションに感心しながら、メールを拝見いたしました。
管理職の方は、大きく以下の役目を負うものと考えています。
- 1.管理(コントロール) 課題や問題点、標準からの逸脱を発見し、正す
- 2.マネジメント 適切な“標準”や、例外対応手順を作り、プロジェクトや業務の目標達成のために、 進捗や資源を配し、調整する
- 3.育成と指導 部下、組織のモチベーションを向上させ、やるべきことを明確に個々へ伝え、それを成す能力を育成する
1.は、TQCなど、問題発見の技術などを学ばれると良いでしょう。
具体的な発見方法においては、 管理の仕組みを整えるためにITを利用されることも多いですから、事例等にもアンテナをおはり下さい。
2.は、何が正しく、適切かを判断できる能力が根底に必要です。
また、プロジェクトマネジメントの手法などが役に立つのではと思います。 この道筋にそって、1の管理能力を発揮することで、目標達成へと近づくのではないでしょうか。
また、1.2.の実行は、自分ひとりではできません。 構成員の育成については、専門技術を除くと、 コーチングやファシリテーション の能力を磨かれることをオススメいたします。
弊社では、メール相談コンサルも承っておりますので、 具体的展開において、疑問が発生するようでしたら、ご検討下さい。
それでは、より良い明日が、実現できますよう!!! 心から、エールを送ります。
とご返信致しました。
管理職次第で、組織は変わります。
(最終的には、経営者次第で組織は決まるのですが・・・)
◆ 管理(コントロール)とマネジメントを混同してはいけません
問題発見・改善と、正しい姿の維持を混同すると、 発生した問題に"もぐらたたき"的対応に終始する組織体質から抜け出ることが、できにくくなります。
◆ マネジメントと人材育成を混同してはいけません
マネジメントで育つのは、 かなり推察力があり、視点とモチベーションの高い人材のみで・・・
こういう方は、自分で自分を育成されます。
マネジメントのみを強化すると、 多くの人材は、自分で考えることをやめてしまいますので、ご注意を!!